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人生の軌跡というものを描いてみるとするならば、
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こういうものではなく、
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このように変化していくことが多いものです。
■あるとき、ポーンと飛ぶ。
これは突然変異といってもいいでしょう。
■私も今までの人生の中で、何度かこの突然変異の体験が
あります。
振り返ってみますに、その突然変異が起きたのは、さまざまな
「出会い」によってしかありませんでした。
■ほとんどの場合、それは人との出会い。それ以外では少数の
本との出会いです。
その、自分とは異質の物事のとらえ方、考え方に触れる
ことによって、眠っていた遺伝子にスイッチが入るのです。
人は出会いによって遺伝子の交配が起こる
人生の質というものは、生涯のうちに何回この突然変異を遂げる
ことができるかで決まるとおもいます。
■あのビートたけしも、最初は浅草の小さい劇場で、前座芸人として
ほそぼそとコントをしていました。
その後、ビートきよしとツービートを結成。漫才師に。
1980年代初頭の漫才ブームで、めきめき頭角をあらわします。
■それから一気に人気に火がついたのが、ニッポン放送系の
深夜ラジオ「オールナイトニッポン」でした。
そして「オレたちひょうきん族」で不動の地位を築きます。
■そのままお笑い界の王座におさまるのかと思いきや、
さにあらず。
映画制作を開始し、「HANA-BI」がヴェネチア国際映画祭で
グランプリ（金獅子賞）を獲得。
最近では「座頭市」が大ヒットするなど、いつのまにか映画監督
として世界の北野といわれるようになりました。
まったくもって、突然変異の連続のような人生ですね。
■われわれもかくありたいもの。
願わくば毎年、可能ならば毎月でも
自分を突然変異によって大きく作りかえていきたいものです。
■あなたはどのくらいの頻度で突然変異を遂げているでしょうか？ |
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