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フラジャイル 2007/10/03(水)
私の師の文章です。


【フラジャイル〜弱さからの出発】
智の巨人で世界に誇る代表的日本人の
一人であろう松岡正剛氏の著書を今日
会った友人から勧められ早速拝読した。
歴史的にみても名著中の名著だという事で
何度も読み返してみたい本だという。


フラジャイル、FRAGILEとは(壊れもの注意)
の意味で、発送品の表面に表示される単語。
松岡氏の言葉を借りてみる。[弱さ]は
強さの欠如でなく、弱さというそれ自体の
特徴をもった劇的でピアニッシモな現象
なのである。それは些細で壊れやすく、
はかなくて脆弱で、あとずさりするような
異質を秘め、大半の論理から逸脱するような
未知の振動体でしかないようなのに、
ときに深すぎるほど大胆で、とびきり過敏な
超越をあらわすものなのだ。


部分でしかなく、引きちぎられた断片で
しかないようなのに、ときに全体をおびやかし、
総対に抵抗する透明な微細力をもっているの
である。その不可解な名状しがたい奇妙な
消息を求めるうちに、私の内側でしだいに
一つの感覚的な言葉が[フラジャイル]とか
[フラジリティ]と呼ばれるべき微妙な概念が
注目されてきたのであった。


なぜ弱さの方が強さより深いのか、
なぜ欠如の方が充足よりラディカルなのか
という事を本著はまさに強烈なメッセージと
して残してあります。


弱音をはくことではなく『弱音を聞くこと』を
重視する。この小さな島国でFRAGILEな国土で、
国際社会においてこれまで強者の言うこと
ばかりを聞いてきたが、むしろ、自身弱々しい
ものとして弱者の弱音を聞くべきだと。


松岡氏はこうも述べている。私達にも光なんぞ
ならないこと、弱々しさにとどまり、
光になりそこねたラディカル・ウィルに
なることだと。人間一人一人の中には弱者と
強者があり、自分の中の弱者を認めたくなく、
私達は強者を認められたい存在であると。


解説者の高橋睦郎氏は、弱者をつくるのは
強者であるよりも弱者であることが多いと
巻末で述べている。弱者が自分を弱者と
認めたくなくて、自分よりもさらに弱いものを
作り出すともある。


人間の内側に潜む感覚や感性を重視する。
弱さは強さの設定によって派生する。
完全をめざす組織より欠陥をいとおしむ
グループ。勝者の演劇性よりも敗者の物語性。
それらはより豊かな情報を含んでいると。


僅かな変化に注目し、近さへの冒険をする
ことが、多元性や多様性を受け入れる最も
有効な方法であると。弱さを認めた上で
弱さの本質を学ぶ。そして受け入れる事が
やはり大切なんですよね。


どんな視点から人をみているのか、
このsnsでもその人の文章を
観察すると『その人の人間性』がよく
みえてきます。文字を平面で捉えるのでは
なくその言葉の裏に潜むものを感じる。


人間を知るためには古典や論語、そして
浅はかな著書や人よりも長年にわたって
ロングセラーになっている哲学書などを
熟読すると『人間の本質』が理解でき、
『裏や背景』を知ることができます。
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