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採用が上手な会社は、採用広告のキャッチコピーがうまい。
ひとつ事例を紹介しよう。
あるコンサルタンティング業界の会社の事例である。
コンサルティング業界は人気業種のため、
たしかに、募集をかければ、多くの応募があった。
その会社では、新卒採用をしていたが、
『トップコンサルタントになりませんか?』
というキャッチコピーを使い、母集団を作っていた。
たしかに、非常に大きな母集団を作ることができた。
しかし、コンサルティング業界と言っても、
新入社員〜若手社員にコンサルティングができるわけではない。
実際にやってもらう仕事は、
コンサルタントという名の営業である。
『トップコンサルタントになりませんか?』
というキャッチに惹かれて応募してきた学生は、
面接していく中で、自社の“営業”としては向いていない、
と判断され落とすことが多かった。
また、入社してからも、
自分が描いていた仕事と違うと、
脱落するものも少なからずいた。
そこで、次年度から、キャッチコピーを
『200万円のボーナスを稼ぐ人材、求む!』
と変更した。
そして、会社説明会から面接まで、
一貫して、稼ぐ人間にはボーナスをたくさん与えることを
主張し続けた。
これによって、営業志向の人材だけが、
集まるようにようになったと言う。
自社が求めるターゲットの志向に合わせた
プロモーションをすることによって、
欲しい人材を集めることができた、端的な例である。
打ち出す広告によって、集まるお客が変わるのは、
商品の広告でも採用の広告でも一緒である。 |
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